1967年生まれの日常とギター

『フィッシュストーリー』は、伊坂幸太郎の小説です。2007年に単行本が発売されました。2009年には、伊藤淳史さんの主演で映画化されました。パンクバンド『逆鱗』の曲『FISH STORY』が世界を救うという、訳の分からない小説です。伊坂さんの小説は、色々な時間や物語が交差していくので、ちゃんと読まないと理解できなくなります。そこが面白いんです。さらに、色々な作品に同じ登場人物が出てきたりします。伊坂作品では欠かせな...

『変身』は、東野圭吾の小説です。1991年に単行本が発売されました。2005年には、玉木宏さんの主演で映画化されました。2014年7月にはWOWOWでテレビドラマ化されました。ちょっと観たかったです。事件に巻き込まれた「成瀬純一」が、脳移植をしたことで、自分が自分でなくなっていく様を描いた作品です。徐々に、自分の人格が、知らない誰かの人格に奪われていく恐怖は計り知れないでしょう。考えただけでもゾッとします。【あらす...

『手紙』は、東野圭吾の小説です。「毎日新聞」日曜版に、2001年7月から2002年10月まで連載され、2003年3月に単行本が刊行されました。2006年11月には山田孝之さん主演で、映画化もされました。殺人犯の兄を持った少年の姿を通して、犯罪加害者の家族を描いた作品です。主人公の「直貴」と直樹が務める会社の「平野社長」の会話が凄く印象的でした。【平野社長の言葉】「差別はね、当然なんだよ」「犯罪者やそれに近い人間を排除す...

『いま、会いにゆきます』は、市川拓司による小説です。2003年に小学館より刊行されました。2004年には、竹内結子・中村獅童主演で映画化されました。作品は市川拓司さん自身の病気体験がベースとなっています。妻との恋愛やバイク旅行など、実生活での出来事が散りばめられているそうです。【あらすじ】愛する妻に先立たれ、6歳の息子・佑司と暮らす巧。雨の季節のある日、巧と佑司の前に死んだはずの妻・澪？が現れる。あらわれ...

アルジャーノンに花束を （Flowers for Algernon）アメリカの作家「ダニエル・キイス」による小説です。1959年に中編小説として発表され、1966年に長編小説として改作されました。ダニエル・キイスは、1981年の作品「24人のビリー・ミリガン」の著者としても有名です。「アルジャーノンに花束を」は、主人公のチャーリイ自身の日記として綴られる小説です。日記の始めの頃は、誤字・脱字があり、文法も変で、非常に読みにくのです...